ブラックパンサー(Black Panther) [映画]
映画「ブラックパンサー」、観てきました。
面白かったです♪
☆☆☆☆と半分
今年の一番は絶対「バーフバリ」、だと思っていましたが、並びました。
このレベルの映画を続けてみられるなんて、今年は映画当たり年かも。
すごく面白くて、スピード感もスリルもあって、絵的にもきれいで、
なおかつ社会性がある、という珍しい映画です。
ブラックパンサーは、クロヒョウをモチーフにした、スーパーマン真っ黒バージョン、
だと思っていましたが、なかなか奥が深く、
実は、ブラックパンサーはアフリカのワカンダ国、国王ティ・チャラ。
そして、ワカンダ国は一見よくあるアフリカの農業国なのですが、
実は超先進文明国なのです。
ロボットこそでてこないものの、
超巨大未来都市みたいのがジャングルに隠れていて、
ワープ走行のできる宇宙船みたいな飛行機とか、
立体ホログラムの電話とか、実際の映像を小型サイズに模型化してみえるカメラとか、
現代社会ではありえない超ハイテクが実用化済み。
スターウォーズも真っ青、って感じです。
でも一方で、アフリカ土着の文化も忠実に守り、
戴冠式は、伝統的な衣装に身をつつみ、王位後継者は戦士の挑戦を受け、勝ったものが王位につくという決まり事を順守している。
国王を守護する衛兵たちは、女性戦士で、赤の民族衣装。
国境警護の兵たちは男性で青の民族衣装。
王族の衣装もアフリカの伝統的な衣装の雰囲気で、素敵です。
超文明の基となったのは、「ヴィブラニウム」という特殊な鉱石。
その石が様々は発明の基礎であり、また、現在の国家を支えている。
ワカンダでしか取れない石で、外界には一切その存在を伏せている。
ところが、その「ヴィブラニウム」が盗まれた。
それは20年前、当時の国王の弟が犯人でした。
彼はアメリカの黒人の現状に憤りを感じ、
実際には救える力があるのに動こうとしない祖国に不満を持っていました。
弟は捕まったものの、「ヴィブラニウム」は一部紛失。
その一味が、見つかったところから、ティ・チャラらは動き始めます。
以下ネタバレあり、ですので、知りたくない方は読まないでくださいね。
助けられる命を助けずに見捨てるか?
出来る援助をしないで見過ごしていいのか?
というのがテーマかと思います。
あらすじ 続き ちょっと真ん中抜けてます。
見捨てられた前国王の弟の息子キルモンガーは、アメリカで苦労して成人し、
自分を捨てた王家、国家を憎み復習に燃える。
(キルモンガー役の役者さん、素敵です。^^)
彼は王座をめぐる決闘(王族なので資格はあるのだそう)で、ティ・チャラを倒し(彼は高い滝から落下)、
国王の座につき、国を支配するが、
まず始めたのは伝統的なハーブ(これも不思議な力を持つ)を燃やすこと。><
次に、各国の反政府運動家(?)たちにヴィブラニウム製の超強力な兵器を供給しようと。
国境警備隊長は今までのティ・チャラの行動を生ぬるく感じていたため、
キルモンガーを支持。
一方、実は仮死状態で生きていた元国王ティ・チャラは、以前命を助けた元敵対部族のジャバリ族の長エルバクに保護されていた。
ハーブの力で復活し、兵器の輸送を止めようとするが、キルモンガーと国境警備隊は反発。
国王警護隊はティ・チャラを支持。大乱戦に。
あわや、というところで、天才科学者の妹、工作員?の恋人、瀕死のところハイテク治療を受けて命を取り留めたアメリカ人CIA、らの活躍で、武器の輸出は食い止められる。
ティ・チャラは、死闘の末、キルモンガーを倒す。
やっぱり戦いの場面は多いのですが、視覚的に国王警護隊の赤い衣装と、国境警備隊のブルーの衣装の対比が美しく、全体的にスタイリッシュな感じで、見やすかったです。
サイがでてきてびっくり。
国王ティ・チャラは非常にいい人なので、世界の現状について悩みます。
そして、出した結論は・・
ここまで書いたから書いちゃうけど、結局、国を超えて、できることをしていこう、という
非常に前向きで人道的な道を選択。
国際会議での決意表明で映画は終わります。
映画を観終わったときは、いいなあ、ワカンダ国、本当にワカンダ国があればいいのに、
なんて思ったのですが・・。
私、これを見た夜、あれこれ考えて眠れませんでした。
国際協力は、もちろんいいことだけど、どうするんだろう?
今まで誰も知らなかったヴィブラニウムの存在を明かしたら、
それを手に入れようとする悪い人たちが絶対あらわれるでしょ?
どうするんだろう?
今まで秘密に維持してきた超文明都市は公開するんだろうか?
視察団くらいは受け入れるのかな?
きっと興味を持った人が、無理やりはいろうとしたりするよね?
どうするんだろう?
あれだけの超文明、世界を塗り替えるほどの力がある、ってわかったら?
医療技術だって隔世の進歩。
テクノロジーも。
それから、それから、それから。。。
ワカンダ国の国際化(国際協力か)はとっても大変そう。
というか細心の注意を払わなければ、大変なことがおこりそう。
がんばれ、ブラックパンサー!
こんなこと書くと、すごい社会派で重い映画みたいでしょ?
ところが、映画そのものはしっかりエンターテイメント。
それがこの作品の一番すごいところかと。
全然関係ないピンクの象さん。
Kokiaという歌手のお好みだそうで、ファンのイグリンのリクエスト。
青いサイだったら、今日のお題にぴったりだったのに。
面白かったです♪
☆☆☆☆と半分
今年の一番は絶対「バーフバリ」、だと思っていましたが、並びました。
このレベルの映画を続けてみられるなんて、今年は映画当たり年かも。
すごく面白くて、スピード感もスリルもあって、絵的にもきれいで、
なおかつ社会性がある、という珍しい映画です。
ブラックパンサーは、クロヒョウをモチーフにした、スーパーマン真っ黒バージョン、
だと思っていましたが、なかなか奥が深く、
実は、ブラックパンサーはアフリカのワカンダ国、国王ティ・チャラ。
そして、ワカンダ国は一見よくあるアフリカの農業国なのですが、
実は超先進文明国なのです。
ロボットこそでてこないものの、
超巨大未来都市みたいのがジャングルに隠れていて、
ワープ走行のできる宇宙船みたいな飛行機とか、
立体ホログラムの電話とか、実際の映像を小型サイズに模型化してみえるカメラとか、
現代社会ではありえない超ハイテクが実用化済み。
スターウォーズも真っ青、って感じです。
でも一方で、アフリカ土着の文化も忠実に守り、
戴冠式は、伝統的な衣装に身をつつみ、王位後継者は戦士の挑戦を受け、勝ったものが王位につくという決まり事を順守している。
国王を守護する衛兵たちは、女性戦士で、赤の民族衣装。
国境警護の兵たちは男性で青の民族衣装。
王族の衣装もアフリカの伝統的な衣装の雰囲気で、素敵です。
超文明の基となったのは、「ヴィブラニウム」という特殊な鉱石。
その石が様々は発明の基礎であり、また、現在の国家を支えている。
ワカンダでしか取れない石で、外界には一切その存在を伏せている。
ところが、その「ヴィブラニウム」が盗まれた。
それは20年前、当時の国王の弟が犯人でした。
彼はアメリカの黒人の現状に憤りを感じ、
実際には救える力があるのに動こうとしない祖国に不満を持っていました。
弟は捕まったものの、「ヴィブラニウム」は一部紛失。
その一味が、見つかったところから、ティ・チャラらは動き始めます。
以下ネタバレあり、ですので、知りたくない方は読まないでくださいね。
助けられる命を助けずに見捨てるか?
出来る援助をしないで見過ごしていいのか?
というのがテーマかと思います。
あらすじ 続き ちょっと真ん中抜けてます。
見捨てられた前国王の弟の息子キルモンガーは、アメリカで苦労して成人し、
自分を捨てた王家、国家を憎み復習に燃える。
(キルモンガー役の役者さん、素敵です。^^)
彼は王座をめぐる決闘(王族なので資格はあるのだそう)で、ティ・チャラを倒し(彼は高い滝から落下)、
国王の座につき、国を支配するが、
まず始めたのは伝統的なハーブ(これも不思議な力を持つ)を燃やすこと。><
次に、各国の反政府運動家(?)たちにヴィブラニウム製の超強力な兵器を供給しようと。
国境警備隊長は今までのティ・チャラの行動を生ぬるく感じていたため、
キルモンガーを支持。
一方、実は仮死状態で生きていた元国王ティ・チャラは、以前命を助けた元敵対部族のジャバリ族の長エルバクに保護されていた。
ハーブの力で復活し、兵器の輸送を止めようとするが、キルモンガーと国境警備隊は反発。
国王警護隊はティ・チャラを支持。大乱戦に。
あわや、というところで、天才科学者の妹、工作員?の恋人、瀕死のところハイテク治療を受けて命を取り留めたアメリカ人CIA、らの活躍で、武器の輸出は食い止められる。
ティ・チャラは、死闘の末、キルモンガーを倒す。
やっぱり戦いの場面は多いのですが、視覚的に国王警護隊の赤い衣装と、国境警備隊のブルーの衣装の対比が美しく、全体的にスタイリッシュな感じで、見やすかったです。
サイがでてきてびっくり。
国王ティ・チャラは非常にいい人なので、世界の現状について悩みます。
そして、出した結論は・・
ここまで書いたから書いちゃうけど、結局、国を超えて、できることをしていこう、という
非常に前向きで人道的な道を選択。
国際会議での決意表明で映画は終わります。
映画を観終わったときは、いいなあ、ワカンダ国、本当にワカンダ国があればいいのに、
なんて思ったのですが・・。
私、これを見た夜、あれこれ考えて眠れませんでした。
国際協力は、もちろんいいことだけど、どうするんだろう?
今まで誰も知らなかったヴィブラニウムの存在を明かしたら、
それを手に入れようとする悪い人たちが絶対あらわれるでしょ?
どうするんだろう?
今まで秘密に維持してきた超文明都市は公開するんだろうか?
視察団くらいは受け入れるのかな?
きっと興味を持った人が、無理やりはいろうとしたりするよね?
どうするんだろう?
あれだけの超文明、世界を塗り替えるほどの力がある、ってわかったら?
医療技術だって隔世の進歩。
テクノロジーも。
それから、それから、それから。。。
ワカンダ国の国際化(国際協力か)はとっても大変そう。
というか細心の注意を払わなければ、大変なことがおこりそう。
がんばれ、ブラックパンサー!
こんなこと書くと、すごい社会派で重い映画みたいでしょ?
ところが、映画そのものはしっかりエンターテイメント。
それがこの作品の一番すごいところかと。
全然関係ないピンクの象さん。
Kokiaという歌手のお好みだそうで、ファンのイグリンのリクエスト。
青いサイだったら、今日のお題にぴったりだったのに。
映画は未見ですが、「ブラックパンサー」の大ヒットで、
動物保護施設の黒猫を引き取るアメリカ人が急増しているというニュースに、
頬が緩んでしまった。
同じネコ科の動物でも黒豹と黒猫は大きさも顔つきも全然違うのに‥‥^^;
シークリット・ヌーメスの小説「ミッツ」はマーモセットの視点で描いた
ヴァージニア・ウルフ(夫妻)の擬似半生記。
ミッツはロンドンの街角に故郷の南アメリカと同じ黒豹がいたことに驚く。
「確かに、あの豹だ。黒い毛、トパーズ色の目、だがひどく小柄になってしまった。クモザルほどに縮んでしまったではないか」と。
by sknys (2018-03-15 01:07)
sknysさん、
黒猫の人気がでたのはうれしいですね。
黒猫を飼っていた森茉莉の憧れのペットは黒ヒョウでしたね。^^
「ミッツ」は読んだことないですが、これは黒ヒョウが黒猫になっちゃった、ってこと?
by ぶーけ (2018-03-21 13:46)