SSブログ

「Ta deuxième vie commence quand tu comprends que tu n'en as qu'une」感想 [本]

「Ta deuxième vie commence quand tu comprends que tu n'en as qu'une」、読み終わりました。
やっと。^^


・・・あらすじ
いろいろ行き詰まっている40手前の主人公カミーユ。
一見恵まれているようで、夫との関係、子供のこと、仕事のこと、どれもうまくいってない。
ある雨の日、車の事故で携帯も使えなくて、困ったカミーユは近くの家に助けを求めます。
そこにいたのが、紳士のクロード。
いろいろ話を聞いてくれ、最後に名刺を渡されます。
「ルーティン学者」と書かれていました。
自分を変えたかったら、訪ねてくるように、と。

うまくいかない日常に嫌気がさしたカミーユは思い切ってクロードを訪ねます。
そしてはじまった自己改革の日々。
クロードの指示や課題に従って、真面目に取り組むカミーユ。
クロードのやり方は、気球にのせてくれたり、潜水をさせたり、とにかく思いがけない楽しさがあって、
くじけそうになるたび、いいアドバイスをもらって、カミーユは次第に変わっていきます。

結局自己啓発、がテーマなわけですが、
やってることが、断捨離、だったり、笑いヨガ(笑い、とヨガは別々だったけど)、瞑想だったり、
いろいろの自己啓発の集大成、って感じ。
多分順番が難しいのと、一人ではくじけそうなのと、正しい知識とかやり方を知らないのとで、
なかなか普通には達成できない自己変革を、カミーユはクロードのサポートのおかげで、
無事やりとげることに成功します。
幼いころなりたかった、本当の自分へと。

クロードの授業は、気球にのせてくれたり、潜水をしたり、なかなか思いがけないことが多くて、楽しそう。
もちろんカミーユ自身、すごく努力していました。
素直でまじめで、基本能力の高い人なんでしょうね。

ラストはちょっと驚きの告白が。。
それも面白いと思う。(でもここでは内緒)
…あらすじ終わり


内容はなかなかに面白く、私自身も頑張らなくちゃ、って思えるところもあって、
楽しい読書でした。
翻訳には助けられました。
新語?やら造語?やら、辞書に載ってない言葉もあったし、内容の良くわからないところもありました。
ただ、数行がなくなってたり、ものすごく意訳されてたり、
全体的にわかりやすいので、翻訳としては真っ当なのかもしれないけれど、
教材としては困るところも多々。
それから、主人公の憧れのカトリーヌ・ドヌーブがイザベル・ユベールになってたのは何故?
(知名度も美貌もドヌーブのほうが上じゃない?訳者さん、ファンなのかしら?)


私の語彙力のせいもあるかもしれないけど、仏語本文は小洒落た感じだったと思う。
でも翻訳の方は難しげな言葉や、たくさんある言い換え(知的遊戯みたいな感じ)をごっそり簡素化した感じで、文章の印象はかなり違うような気がする。

ここら辺は他の人に聞いてみたいところだけど。。
読まれた方、感想を教えていただけるとうれしいです。
コメント(0) 
共通テーマ:

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。