キング・コング：～Caprice～：SSブログ

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キング・コング　[映画] [編集]

大好きだった「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督の最新作。
キングコングなんて、最初、冗談かと思いました。（笑）
でも、監督にとっては、映画監督を志すきっかけになった思い入れの深い映画だそうで、
リメイクは夢を果たした、ってことのようです。

お正月の映画館は満員御礼。
まあ、贅沢な、お金も手もかかった映画でございました。
あらすじは有名なので、ご存知かと思いますが一応。。

映画監督のカール・デナムは、知られざる島で、未開の神秘を撮影すべく、
貨物船（？）をチャーター。スタッフと俳優をつれて、骸骨島と呼ばれる島を目指す。
そこで、彼らは島の住人である奇怪な部族に襲われ、主演女優だったアン・ダロウは
謎の巨大怪物への貢物にされる。
怪物はキング・コング。
船の乗組員たちはアンを助けるため、深いジャングルの中へ。

ジャングルの中は天然のジュラシック・パーク！
恐竜たちが群れなして暮らしています。
さまざまな危険な生き物が陸にも河にも空にもたくさん。
救出に向かった人たちはもう、サバイバル。(>_<)

キング・コングは大きくて獰猛ではあるけれど、心優しいロマンティスト。
アンを食べるわけではなくて、お友達になりたい様子。
（あれだけ振り回されて、大丈夫なアンは不死身ですね。笑）
朝焼け（夕焼け？）を見せてくれたり、自らを犠牲にしながら必死でアンを恐竜から守ってくれたり、
いい奴なのです。
恐怖の中で次第にキングコングの気持ちに寄り添っていくアン。

アンは恋仲になっていた脚本家に救出されますが、アンを追ってきたキング・コングは
監督の策略によって、クロロホルムで眠らされてしまいます。
そして、数ヵ月後、捕らえられたキングコングはニュー・ヨークのりっぱな劇場で見世物にされることに。
アンに似た女性を見て、急に暴れだしたキングコングは太い鎖を引きちぎって逃れ、
劇場を壊し、通りに出て大暴れ。アンを探し回ります。
そこへ騒ぎを知ったアンが・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以下略。

乱暴なのは、キング・コングよりも、実は人間。
キング・コングがとってもかわいそうでした。
高いビルから眺めるニューヨークの朝焼けも美しかったですね。
アン役の女優さんは、綺麗でかわいい。

最初はスター誕生、真ん中はジュラシック・パーク、最後はゴジラ、みたいな映画で、
一粒で3度美味しい？
でもね、島であんな恐竜たちをみつけて、恐竜は無視？
古生代が丸ごと残ってますのよ。
科学調査隊が即組織されて、島に向かうべきでしょう。
キングコング一頭捕らえてそれで終わり？
だいたい、さして大きくもない貨物船にどうやって、キングコングを乗せたのかしら？
キングコング逃亡によって、甚大な被害をこうむったニューヨークと住民たち。
誰の責任？連れて来た監督さん？
あなた、キングコングは飛行機が殺したのではない、美女が殺したのだ、なんてつぶやいてる場合じゃないでしょう？
等等、疑問符が一杯つきましたが、
まあ、すごい映画であることには間違いありません。