デモナータ第2幕 悪魔の盗人 [本]
デモナータシリーズの2作目。
デモナータは悪魔の世界です。
コーネリアス・フレックという少年が主人公。
彼は幼い時から自分の回りに光のかけらがみえる。
それを人にしゃべったことから、変わり者扱いされ、仲間はずれにされ、孤独をかこつ。
ある日、光のかけらをパズルのように組み合わせることが出来ることに気づき、
知らない間に不思議な異世界に通じる窓を作ってしまった。
窓からは恐ろしい化け物が姿を見せていた。
数日後、行方不明だったコーネリアスは弟と共に倒れているところを発見されたが、
彼にはその間の記憶が一切ない。
一家は田舎にひっこし、静かな日々をすごす。
コーネリアスと弟アークはとっても仲良し。
ある日、近所で魔女とよばれるミセス・イギンが光を体に集め、彼女自身は爆発して肉片と化す。
後に残された一枚のパネル(窓)から恐ろしい魔物カダパーが現れ、野外授業中だったコーネリアスの仲間たちに次々に襲い掛かる。
同じまどから、4人の人間が現れ、悪魔を追う。
悪魔は弟アークを抱きかかえて、窓に逃げ込む。4人も後を追った。
コーネリアスもアークを取り戻すため、窓に飛び込んだ。
窓の先はデモナータ。
4人組はベラパナスをはじめ、悪魔と戦う魔術同盟の仲間だった。
コーネリアスの不思議な才能を知ったベラパナスは弟を探すため、同行することを許可。
彼は同時に魔物たちを倒す強い力をもった武器、カーガッシュを探していた。
カーガッシュの手がかりでもあり、アークを連れ去った悪魔カダパーを追って、魔将ロード・ロスの城に一行は向かった。
(ロード・ロスは一幕でもでてきましたね。)
弟を返せ、というコーネリアスに、ロード・ロスは魂をかけたゲームを持ちかける。(ゲームが好きなのです。)
「悪魔の盗人をとらえ、その名を言え。」ガラスの魔法のチェス版の中で、盗人探し。
がんばれ、コーネリアス!
・・・・・
以下略。
この人の作品はやっぱりとってもダークです。(グロといったほうがいいか)
特にこれはスプラッタなシーンもあって、この映画版は絶対見たくない、と思うのです。
はらはらドキドキは一流。
あっと驚くどんでん返しもお見事。
不器用な少年だったコーネリウスが、自分の隠された能力に気づき自信をもっていく様子、
弟を思う気持ち、これだけダークでテーマは家族愛(兄弟愛)や友情と自分探し?、
なんとも不思議な物語です。
あ~、怖かった。
こちらはスプラッタありですか。
想像したら痛そうな感じでしょうか?
ダークファンタジーは好きです。
でもスプラッタは苦手なんです。(>_<)
ぶーけさんお勧めなら、大丈夫かな?
by MARI (2006-02-03 13:02)
これも児童書ですか?
ん~~~怖そう!
でもストーリーは面白そうですね。
by coral (2006-02-04 16:06)
MARIさん、想像したら痛そうどころか、卒倒します。(>_<)私が読めるのでたいていの人は大丈夫かな、と思うのですけど。。一応子供向けだし・・??
coralさん、そうなんです。子供にこんなの読ませていいのかな、って思うのですけど、キードは全然平気でした。それはそれで悩みます。ストーリーの面白さ、思いがけなさは秀逸です。
by ぶーけ (2006-02-06 12:59)