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恐怖の存在  [本]

恐怖の存在 (上)

恐怖の存在 (上)

  • 作者: マイクル・クライトン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/09/09
  • メディア: 単行本

恐怖の存在 (下)

恐怖の存在 (下)

  • 作者: マイクル・クライトン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/09/09
  • メディア: 単行本


大金持ちの環境保護者は、いつものように環境団体に寄付を決めていたが、
ある人物の訪問を受けたことから、寄付に難色をしめし始める。
その大金持ちの担当弁護士が主人公。だけど、あんまり冴えませんわね。
他の登場人物も今一魅力にかける。。女性秘書なんて「美しい」と言う形容詞が幾度もつけられてたけど。(笑)

小説としては今一。どこかで見たような場面がいっぱい。。
ストーリーの骨格だけがまずあって、無理やり詳細な場面を考えたみたいな感じ。
ただ、地球温暖化についてのいろいろ、は考えさせられました。

・・地球温暖化って嘘だったの?
常識だと思い込んでいたのに、詳細なデータを見ると、どうも全体的には温暖化とはいえない。。
都市の気温は確かに上昇しているけれど、それはただのヒートアイランド現象。
海抜も上昇しているとはいえない・・、そうです。

いつもは絶対的に善玉として語られることが多い、環境保護団体が、
裏では寄付金を引き出すために、災害を人為的に起こしていたり、
地球温暖化と言う定義そのものへの疑問、反証がいっぱい。
アメリカが京都議定書に調印しなかったのも正当化されてて、何か政治的な背景でもあるのかしら?
行き過ぎた環境保護意識を中道に戻すのが狙いかもしれないけど、中道は通り越してる。

人間は何らかの恐怖を必要とするもので、共産主義の恐怖がロシアの崩壊以後なくなり、
環境が新たな恐怖の対象、というのが題名の由来。

地球温暖化は本当にないのでしょうか?
でもいろんな意味で環境保護は必要ですよね?
正しい環境保護のためにはデータを洗いなおして、一から考え直さなくてはいけないのでしょうか?

小説としては駄作だけど、問題提議としては秀作、だと思います。


アイスブルー
珍しく薔薇ではありません。一年に何度も咲くおりこうさんです。


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コメント 5

iruka

おもしろそうな本ですね。
地球温暖化 
やはり気候がおかしいと感じます。
人類の進歩と調和
英知をしぼり、解決してほしい。
日本の技術は最高レベルだそうです。
by iruka (2006-11-21 00:24) 

ぶーけ

温暖化は実感としてあるんですが、どうなんでしょうか。英知をしぼって、いい方向に向かっていって欲しいと思います。
by ぶーけ (2006-11-21 12:28) 

MARI

温暖化のみならず、人の手で確実に生活域を奪われている
動植物はいる訳ですよね。
温暖化ばかりが取り上げられていますが、環境問題として、
大きな視点を持たないといけないなと感じてます。
お花、透明感があってきれいですね。
by MARI (2006-11-21 12:59) 

風来坊

温暖化・・実際はあるでしょうね。
ただ環境保護団体のシュプレフィコールについては政治的なもの、お金の匂いがプンプンします。(必ずしもとは言いませんが)
オゾンホールを世界で一番最初に発見したのが日本の観測隊だというのはご存知だと思いますが、温暖化が嘘であって欲しいと思います。
アイスブルーを綺麗かつ大事に育てているようで頭がさがります。(^-^)
by 風来坊 (2006-11-21 12:59) 

ぶーけ

MARIさん、大きな視点、本当にそれこそが必要だと思います。(^^)小手先でなんだかんだ、じゃなくて。

風来坊さん、温暖化、どうなんでしょう・・?政治やお金よりも、本当に大事なもの、守って欲しいです。アイスブルーは由緒正しい子ですから。(^^)
by ぶーけ (2006-11-24 10:54) 

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