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頭のよい子は「ことば」で育つ [教育]

頭のよい子は「ことば」で育つ

頭のよい子は「ことば」で育つ

  • 作者: 外山 滋比古
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本


赤ちゃんへのお母さんの語りかけがとっても大事なのはよく言われることですが、
一つ、とっても気になるお話がありました。
昔のある語り伝えだそうです。
・・・
ある国の王様が子供に言葉を教えなければ、そのうちに、「神の言葉」を話し出すにちがいない、と
健康な子供をあつめて、言葉を教えないで養育しました。
至れり尽くせりの保育はするけれども、保育係は一切言葉を発してはいけないことに。
すると子供たちは大きくなる前に死んでしまったそうです。
・・・・

言葉のない世界は子供たちにとって、暗黒だったのでしょう。
言葉、というのは本当に大きなものだと思います。
お世話する大人たちも可愛い子供を相手に、言葉をかけられないのはつらかったろうと思います。

意味のある言葉、情のこもった言葉によって、人間の子供は成長するのですよね。
幼少時の言語獲得に関して、狼少女の話しはよく聞きますが、このお話は初めてききました。
考えさせられました。
狼にそだてられた少女のほうが、まだ幸せだったかもしれません。
狼のお母さんはきっと、狼語(?)でお話してくれたと思うから。

最近、いやな事件が多いですね。
なかでも、塾で小6の女の子が講師によって殺された事件はショックでした。
講師は国語をおしえていたとか。
女の子のことも講師のこともなにもしらないのですけれど、
少女時代の自分を思い出しました。
学校の先生でしたが、国語の先生が大嫌いだったのです。
教え方の問題でも、人柄の問題でもなく、存在が嫌い。(強いて言えば顔とか声とか話し方とか。。(>_<)) 女の子にはときにそういうことがありますよね。(ない人も多いみたいですが。^^;) 数学ならまだ我慢できたかもしれないけど、情に訴える部分も多い国語、つらいものがあります。 私の場合、先生に問題があったわけではありません。 非常に大人な対応をしていただいた、と今では感謝しています。 でも、女の子の先生は大人じゃなかったし、普通の人でもなかったのですね。 かわいそうに。。。 心からご冥福をお祈りします。


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coral

怖いです。言葉を教えない、話さないって。
今の世の中も信じられないことだらけで
ある意味言葉が相手に伝わらないっていう点では似てるかも。
この本面白そうですね。
by coral (2005-12-13 11:37) 

ぶーけ

言葉を教えないって、ひどいですよね。神の言葉は人間の中にはないのですね。言葉って不思議ですね。この本、面白いです。(^^)
by ぶーけ (2005-12-14 14:24) 

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