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花は咲けども(平成方丈記) [薔薇2008]

花は咲けども、その命あまりに短し。

bouquet7.jpg

ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶ泡沫は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。

あまりにも有名な方丈記の冒頭が頭をよぎるこのごろ。。

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暑くなりましたね。
でも、花はさくのでございます。
薔薇さんたち、かなりがんばって、きれいに咲くのでございます。
あら、つぼみ、と思うまもなく、開きます。
まだかまだか、とつぼみを前にじれて待つ4月が夢のようです。
が、しかし、咲いたかと思うと、散るのでございます。
あっという間。(実際には何十時間も咲いてますけど)

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お外に置いておくとすぐに散るから、と切り取って、お部屋にいれても、やっぱり暑いの。
エアコンの風にあたったら、さらに事態は悪化します。

bouquet5.jpg

そんなわけで、ひたすら無常観に浸っております。
きれいなんですけどね~。


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コメント 6

旅人

方丈記、鴨長明 好きですね
立て板に水が流れるような文体
がとっても良いです。

ひらひらと 散りゆく花の
花びらを この世にとめおく
すべぞ知りたし・・・旅人 
拙作でした

散ってゆく花の美しさ
はそれを見てくれている人の心に
永遠に記憶されていることと思いますよ
by 旅人 (2008-07-08 20:16) 

ぶーけ

鴨長明、お好きですか?
お名前、もしかしたら大伴さんからですか?

短歌、ありがとうございます。^^

花びらをこの世にとめおくすべなくて
散りゆく花のさだめこそしれ

返歌です。お粗末でした。m(__)m
by ぶーけ (2008-07-09 16:20) 

extraway

ぶーけさんから、方丈記ですか。それと薔薇。なにか日本と、ぶーけの名もそうである西洋のイメージが微妙に空気の中で触れているというむ感じ?
「くるしきことの・・・・」の方を使わない、「花の命は・・・・」だけを使うにとどめた言葉で、間に合わせておくというのは?
いつもながらの美しい薔薇を、拝見。

ここのところまた、Brassensを聴いていまして、とくにLes passantes。
ぶーけさんには、ちよっと古い時代の人になるようでしたが、この曲はあとの時代の人も歌っているので、ご存知かも。
勝手ながら、彼の歌うこの曲を入れておきます。聴いてみて下さい。

http://samsoum-music.blogspot.com/2008/06/georges-brassens-les-passantes.html

それから、この曲を、多分ぶーけさんもご存知の Francis Cabrel も歌っているんですね。私は、Brassens以上にこちらの歌い方に魅力を感じています。

 http://jp.youtube.com/watch?v=C27QQXWle6c



by extraway (2008-07-09 19:33) 

ぶーけ

方丈記と薔薇はミスマッチですよね。でも浮かんでしまったので。。頭の中がごちゃ混ぜなんです。^^;

フラッサンス、聴いてきました。古いシャンソンも素敵ですね。^^
面白いサイトですね。色んな歌がいっぱいで。。(ミレーヌ・ファルメールがなかったのがちょっと欠点。笑)
歌い方は私もフランシス・カブレルのほうが好きです。やさしいですよね。
(CD一枚だけもってます。)
by ぶーけ (2008-07-11 11:14) 

MARI

薔薇が咲くのは嬉しいけれど、あっという間ですね。
直射日光に当たって焦げたりもするし。
それでも頑張る薔薇達って、健気です。
by MARI (2008-07-19 23:56) 

ぶーけ

ほんとですよね。37度なんて日に間違って咲かせちゃったりすると、いきなりドライになってますものね。>< 本当に健気だと思います。
by ぶーけ (2008-07-23 16:57) 

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