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マレフィセント [映画]

映画「マレフィセント」を観ました。
お星様☆☆☆☆☆ ^^

http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/maleficent/

「眠りの森の美女」の実写版で、主人公が魔法使い(マレフィセント)。
あの、生まれたばかりの王女様に呪いをかけた悪い魔法使いです。
魔法使い役はアンジェリーナ・ジョリー。

最初聞いた時は頭の中がはてなマークが一杯でした。
なぜ悪い魔法使いが主役?
なぜアンジェリーナ・ジョリーが魔法使い?
でも、映画をみたら、アンジェリーナ・ジョリーがその役を演じたわけがよくわかりました。

私はこの映画は大好き。
是非ご覧になってくださいね。^^


以下ネタバレあり。




そもそも、原作では、マレフィセントが王女に呪いをかけたのは、
国をあげての盛大な誕生パーティーに招待されなかったのを怒って、
という、なんとも小さな原因だったのですが、
映画では違います。

妖精の国の若く美しいマレフィセントは、隣国の人間ステファンと恋に落ちる。
だが、野心に燃えるステファンはマレフィセントを忘れる。
(真実の愛のキスまでしたのに)
何年か後、隣国の王は妖精国を攻めるが、マレフィセントたち妖精によって
手痛い敗北を喫する。
王はマレフィセントの首を持ってきた者に、王女と王位を約束。
ステファンはマレフィセントに忠告するふりをして再会し、
愛を再燃させる。
が、しかし、それは罠。
油断させて、眠り薬?入りの飲み物を飲ませ、ぐっすり眠り込んだマレフィセントの
首を取ろうというのです。
さすがにそれはできず、代わりにマレフィセントの見事な羽を根元から切り取り、
王に差し出したのでした。
そしてステファンは王女と結婚し、王位をついだのです。

目覚めたマレフィセントは翼がないのに気付き、恐ろしい悲鳴をあげます。
可愛そうなマレフィセント。
そもそも輝くように美しく、明るい女の子だったのに。

王女(オーロラ姫)の誕生パーティー、復讐のために呪いをかけるのは、
むしろ当然。
彼女の気持ちはよくわかります。

王は王女の身の安全を図るため、3人の妖精にオーロラ姫の養育をまかせ、
妖精たちは森の奥深く身を隠し、誰にも知らせずにそっとを姫を育てる事に。(ここは一緒)

ところが、マレフィセントは森の隠れ家に着いたその日から、
ちゃんと御存知。(原作では探し回ってようやく16歳の誕生日に発見)
ずっと王女を見守っていきます。
最初はちょっと憎らしげに、でも、段々愛情深く。
というか、最初から、マレフィセントがこっそり赤ちゃんにミルクをあげたりしなかったら、
王女はすぐさま飢え死にしていたんじゃないか、と思うくらい、
3人の人間にばけた妖精たちは不器用で無知。
(ココは原作にもちょっとありますが、これでは赤ん坊は絶対に育たない)

もともと愛情深い性格のマレフィセントはまっすぐに育つ愛らしいオーロラ姫に
次第に深い愛情を注ぐように。
そしてある日、マレフィセントと向き合ったオーロラ姫は、マレフィセントを「代母さま」と呼ぶのでした。

心からオーロラ姫を愛するようになったマレフィセントは自分のかけた呪いを解こうとするのですが、
永遠の呪いは解けず、
16歳の誕生日、ついに糸車で指をさし、オーロラは深い眠りに。。


映画を楽しみたい人はココから先は読まないほうが、
意外性があって面白いかも?


更に続きます。


王子様は原作どおりにでてきます。
で、問題のキス。
オーロラ姫は目覚めず。。

悲しんだマレフィセントのキスによって、姫は目覚めるのでした。

その後、オーロラ姫は人間の国と妖精の国を一つにする女王として、
マレフィセントと一緒に幸せに暮らしました。
マレフィセントが母性を通じて愛する心と取り戻せて、本当によかった。^^


オーロラ姫役の女優さんも、若い日のマレフィセント役の女優さんも、
とてもきれいでした、
オーロラは春の花のようなやさしい、思わず笑顔になってしまうような美しさ、
若いマレフィセントは華やかな輝くやうな美しさ。
妖精の国も妖精たちも素敵でした。

さて、ディズニー作品、この前の「アナと雪の女王」に続いて、
真実の愛のキスでお姫様が目覚める、と言う設定。
ですが、今度もまた、王子様のキスではお姫様は目覚めなかったのです。
2回続いて、王子様のキスは有効には働かなかった。
アナ雪では姉、コチラでは代理母。

真実の愛が、王子の愛、男性の愛ではないことで、
男性の庇護なくしては生活できなかった昔の女性像と、
最近の女性像は違ってきているのかも。

これらの映画をみて育った女の子は、
王子様のキスによって目覚め、王子に庇護されて生きていく王女とは
おそらく違う生き方を選ぶでしょう。
これは物語のテーマではないけど。
でも、意外と深層心理に深く残るかも。


bouquet1.jpg

真紅の薔薇はマレフィセントのイメージ。^^
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コメント 3

yoko-minato

「アナと雪の女王」は感動でしたね。
ブーケさんの開設でこちらも見たくなりました。
王子様のキスで目覚める・・・いまの人たちには
そういう考えは受け入れられないでしょうね。
by yoko-minato (2014-07-09 10:30) 

extraway

それは残ることになるんでしょうね。かつてのパターン化されたパラダイムとは異なる向きのものとなっているわけですからね。興味深い変化のように、物語を良く知らない人間ながら、感じるものがあります。そこに入り込んで、卒論のテーマにでもできそうなものも、思いますね。それから、こうしたアンジェリーナ・ジョリーを見られるのも、ディズニー映画ならではのことですか、改めて。

伴さんのブログ閉鎖。2007年の初め、同じ頃にso-netブログを始めたこともあり、気になる存在でした。病状が思わしくないのかもしれません。
2008年の6月21日に東洋館で、館内撮影禁止のことも知らず、動画に撮って、当時youtubeにアップしていました。伴さんがモダンカンカンに参加して、一年目の頃なんですね。

 https://www.youtube.com/watch?v=b1lkIxa7vnM
by extraway (2014-07-10 22:40) 

ぶーけ

yokoさん、
私は「マレフィセント」の方がずっといいと思います。^^
王子様のキス、定番だったのに、時代は変わるんですね。。

extrawayさん、
ホント、卒論のテーマにできそうですね。心理学でも社会学でも、情報科学なんかでもいけそう。

伴さん、閉鎖されちゃったんですね。御病気、大変なのでしょうか。
早く治って、再開していただけるといいな。
youtube、観ました。時間が戻ればいいのに。
いつか舞台を観に行ければいいな、って思っていましたが。。
by ぶーけ (2014-07-12 09:27) 

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